九州旧石器文化研究会の情報コーナー
九州旧石器文化研究会 第50回記念大会(福岡大会)を開催いたします。
日時:2024年11月16日(土)17日(日)
場所:福岡市博物館 講堂(福岡市早良区百道浜3丁目1-1)
※詳細はこちら←ここをクリック!
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『九州旧石器』27号 橘昌信先生追悼論文集 刊行のお知らせ
2023年11月18日、無事、『九州旧石器』27号 橘昌信先生追悼論文集 が刊行いたしました。
ご執筆頂いた皆様、本当にありがとうございました。
内容は下記PDFをご覧ください。
ご購入希望の方は、北九州中国書店さんで一般販売しております。
よろしくお願いいたします。
『表紙』 目次1 目次2
第49回九州旧石器文化研究会(熊本大会)終了報告
2023年11月18日(土)に人吉市で研究会を開催しました。
今回は前半期をテーマに近年調査があった熊本県の北中島西原遺跡や熊本市の硯川遺跡を中心に、人吉市の大野遺跡等の実資料を見ながら議論しました。
やはり、ものを見ながらっていいですね。
第49回九州旧石器文化研究会(熊本大会)のお知らせ
第49回九州旧石器文化研究会が2023年11月18日(土)に熊本県の人吉市で開催することが決定しました。
2020年の熊本大会がコロナ禍で中止になってしまったので、その時のテーマを軸に今回はライトな会として、資料見学を中心に行います。
詳しくは、開催要項をご覧ください。
「開催要項」←ここをクリック!
橘昌信先生追悼論集のお知らせ
元別府大学名誉教授の橘昌信先生が、2019年5月27日に逝去されて、早や3年以上の歳月が経ちました。
先生は、九州旧石器文化研究会の初代会長として、長きに亘って九州地方の旧石器時代研究を牽引され、大きな足跡を残してこられました。特に宮崎県船野遺跡の調査による船野技法・船野型細石刃核の設定に始まる細石刃文化研究は、多くの研究者に影響を与えてきました。また、大分県大野川流域をフィールドとする調査研究をライフワークとされ、多くの後進を育成された教育者でもありました。今日、先生の学恩を受けた多くの研究者が全国各地で活躍しています。
私ども九州旧石器文化研究会では、これまでの先生の多大なる貢献と業績を顕彰するため、2023年に5回忌を迎える節目の年にあわせて、先生の業績をまとめると共に、生前に所縁のあった方々による『追悼論文集』を、会誌『九州旧石器』次号の27号として刊行することとしました。
ここに関係する皆様にご案内いたしますと共に、趣旨にご賛同いただける方々にお声かけしていただきますようお願い申し上げます。
詳しくは下記の添付資料をご覧ください。
追悼論文集刊行案内
趣旨・賛同金のお願い
執筆のお願い・連絡票
執筆要項
第48回九州旧石器文化研究会(大分大会)終了報告
2022年11月12日(土)・13日(日)に大分大会を別府大学で開催し、無事終了しました。
テーマは「橘昌信先生追悼記念研究集会」
参加者は約50名だったかと思います。先生の業績を振り返りながら各年代の方々にそれぞれの思い出を交えながら発表して頂きました。
三稜尖頭器の提唱・駒方津室迫遺跡の構造論的研究・今峠型ナイフ形石器の標識遺跡の発掘調査・大野川流域の基礎的研究について・船野型細石刃核の提唱・福井洞窟の発掘調査等、実に多くの学史に残る業績を残されており、語りつくせないほどです。そのことを改めて実感しました。
また、座談会では多くの方から裏話や以外な思い出等を披露して頂き、大変有意義な時間を過ごすことができました。
会場の準備などでは別府大学アジア歴史文化研究所・別府大学史学研究会の方々に多大なご協力を頂きました。ありがとうございました。
参加された皆様も久しぶりに同期や先輩後輩に会えたのではないでしょうか。お忙しい中参加くださいましてありがとうございました。
来年度は熊本でライトな会を予定しております。今後ともよろしくお願いいたします。
第47回九州旧石器文化研究会(宮崎大会)終了報告
2021年11月13日(土)・14日(日)に「九州における石製狩猟具研究の新展開」と題して開催いたしました。今回は対面とオンラインの両方で行いました。今回のテーマでは、狩猟具と考えられる三稜尖頭器や剥片尖頭器が実際にはどのような機能を有するものなのか、そこに迫るため、欧米で確立した方法である石器の形態計測値(TCSA・TCSP)や指標的衝撃剥離(DIF)で分析を行ってみました。結果としては、TCSAとTCSPの値が矛盾してしまったり、同じ器種でも小型品から大型品まである三稜尖頭器については、同じ器種でありながら推定される機能が異なる(まあ当然といえば当然ですが)など、一筋縄ではいかないなあという感じでした。DIFについては有効な方法という印象が持てましたが、もっと多くの事例を集成することと、実験による破損パターンの追跡が今後の課題かなという気がしました。
九州旧石器文化研究会 機関誌『九州旧石器』第24号 刊行のお知らせ
九州旧石器文化研究会では、機関誌『九州旧石器』第24号を刊行いたしました。本誌は2020年11月21日・22日に熊本県熊本市で開催予定でした第46回九州旧石器文化研究会(熊本大会)の予稿集を兼ねており、研究会の中止を受け、講演・報告・コメント内容を論考として掲載したものです。九州地方の後期旧石器時代前半期の最新情報が盛り込まれた内容となっているほか、遺跡調査報告・研究論文を収録しています。
詳しくは「刊行案内」 ←ここをクリック
頒布をご希望される場合は、受付アドレス「kyushu9sekki18アットマークyahoo.co.jp」まで送本先と冊数を連絡ください。
第46回 九州旧石器文化研究会(熊本大会)中止のお知らせ
2020年11月21日・22日に熊本県熊本市で開催を予定していました第46回九州旧石器文化研究会(熊本大会)は、新型コロナウィルス感染症拡大の状況を鑑み、このたび「中止」とさせていただくことに決定いたしました。
参加についてご検討いただきました方々にはたいへん申し訳ございませんが、ご理解のほどをよろしくお願いいたします。
なお、熊本大会の予稿集を兼ねる会誌『九州旧石器』第24号は、予定通り11月に刊行すべく、準備を進めています。原稿ご執筆の方々におかれましては、どうぞよろしくお願いいたします。
第46回 九州旧石器文化研究会(熊本大会)開催のお知らせ(中止)
第46回九州旧石器文化研究会(熊本大会)が2020年11月21日(土)・22日(日)に開催されることが決まりました。
詳しくは「開催要項」 「執筆要項」 ←ここをクリック
原稿の受付も開始します。よろしくお願いいたします。
なお、新型コロナウイルスの関係で中止または延期の可能性もありますので、その時は追ってご連絡いたします。
第45回 九州旧石器文化研究会(佐賀大会)終了報告
第45回九州旧石器文化研究会(佐賀大会)2019年11月9日10日 が無事終了しました。皆さま、お疲れ様でした。
今回は、最近再注目されている黒曜石にスポットをあてて、腰岳を中心とした西北九州産黒曜石原産地研究について議論を深めることが出来ました。
参加者は43名とやや少なかったのですが、最近の悉皆的な踏査による大きな成果を挙げている腰岳の内容や、多様で複雑な針尾島周辺の原産地の整理、椎葉川産黒曜石の現状など、それぞれ新しい成果を発表できたのではないかと思います。また、蛍光X線分析の基本的な仕組みからその有用性、さらに高精度の分析方法の可能性が示され、今後ますます期待が膨らむ内容でした。
討論では、それぞれの発表内容をうまくつなげて頂き、黒曜石原産地研究の現状と課題を共通認識できたのではないかと思います。
実際に、腰岳周辺の遺跡から出土した石器や各原産地の原石など今回は非常に多くの資料を出していただき、見学できることが出来ました。中には北海道の白滝に似た赤色が入る黒曜石もありびっくりしました。
二日目の午後には実際に腰岳に登り、新しく発見したポイントや露頭などを見学し、地質的な説明もして頂きました。腰岳の山頂は本当に見晴らしがよく、最後にいい集合写真が取れました(^^)/
会場の手配や段取りをして頂いた方々、石器資料を準備して頂いた方々、発表者の方々、参加して頂いた方々、本当にありがとうございました。
来年は、熊本大会の予定です。
また、皆さま熊本でお会いいたしましょう!!
第44回 九州旧石器文化研究会(沖縄大会)終了報告
第44回九州旧石器文化研究会(沖縄大会)が無事終了しました。皆さま、お疲れ様でした。
今回は、初めての試みでどうなるかと心配しましたが、70名以上(たぶん)の方が参加していたかと思います。遠方では関東や東北の方も参加されていて、とても盛況でした(^^♪。
山崎さんをはじめ、沖縄の方々には準備や様々な手配をして頂きました。感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました!!
石垣島の白保竿根田原洞穴遺跡の見学から始まり、サキタリ洞の調査成果や、それらから出土した人骨がどういったものだったかの話や、薩南諸島や台湾の状況など今までにない幅広い発表が多く大変勉強になりました。二日目にはサキタリ洞、港川遺跡、八重瀬町立具志頭歴史民俗資料館、沖縄県立埋蔵文化財センター、山下町第一洞穴とてんこ盛りの見学をさせていただきました。
今後は人骨と石器との共伴事例が出てくればもっと議論が進むと個人的には感じました。奄美群島の天城遺跡で出土している小型の台形石器などは鹿児島の資料に似ている気がしますし、吐噶喇列島で地理的な境界がありそうですが、相互に文化交流があったのではないかとにおいますね~。
情報交換会では、「台湾でするのもいいな~」と木崎新会長が言われていたように、もはや九州旧石器文化研究会は九州を飛び出し、遊動を始めました(^^)/。
旧石器文化を考えていくうえでは、やはり・・・ね・・・
ということですが、しかし、来年は佐賀大会です。詳細が決まり次第またご連絡します。
今回はいつもより多くの方々にご協力頂きました。本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
第43回 九州旧石器文化研究会(鹿児島大会)終了報告
第43回九州旧石器文化研究会(鹿児島大会)が無事終了しました。皆さま、お疲れ様でした。
旧石器時代末~縄文時代草創期をテーマに、今回は土器の様相も含めての検討となりました。参加者は60名くらいだったかなと思います(未確認ですが・・・)。
たま、古環境復元の、いや、当時の生活環境の復元について、その研究方法や概念から分かりやすく公演を頂きました、工藤さん、ありがとうございました。
今回は土器とどうコラボして、当時の様相を示すことが出来るかが課題だったかと思いますが、やはり難しいですね。でも、双方の研究の現状や今後の課題などが共通認識として持てた感じはします。というのは私だけでしょうか。大きな一歩だったと私は思います!
今回で、川道会長が会長を退任されました。長い間、本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。
次期会長については、幹事会で決定後、お知らせしたいと思います。
発表者の皆さま、事務局の皆さま、参加された皆さま、お疲れ様でした。ありがとうございました。
第42回 九州旧石器文化研究会(長崎大会)終了報告
第42回九州旧石器文化研究会(長崎大会)が無事終了しました。皆さま、お疲れ様でした。
福井洞穴が今回のテーマとして挙げられたこともあり、多数の参加(たぶん80名くらい?)となり盛況のうちに終えることが出来ました。今回は福井洞穴の報告書が刊行されたこともあり、洞穴の全体像が見えてきました。また、各層の解釈もかなり更新され、新しい発掘調査成果も含め、大いに議論が進展したと思います。さらなる課題も見えてきた感じでした。
資料の実見では細石刃と細石刃核の接合資料は圧巻でしたね。ここまで接合している細石刃核の資料は初めてじゃないでしょうか!たぶん、残核だけ見たら細石刃核だと判断は出来ないでしょう。
今回は研究会終了後、現地見学も企画されており、佐世保市内の洞穴遺跡を見学させていただきました。直谷岩陰→福井洞穴→岩下洞穴→泉福寺洞穴。学史に残る名高い洞穴遺跡を一気に見て回れる機会はそうそうないでしょう。泉福寺洞穴では、発掘調査に参加された方々の生の声をその場で聞くことが出来、とても懐かしく話されているのが印象的でした。
今回はまさに「学史を感じる」研究会でした。
発表者の方々、事務局の方々、参加された方々、お疲れ様でした。ありがとうございました。
第41回 九州旧石器文化研究会(福岡大会) 終了報告
第41回九州旧石器文化研究会(福岡大会)が無事終了しました。皆様、お疲れ様でした。
記念大会の次の会というのは、トーンダウンしてあまり盛り上がらないのですが、何とか参加者も約70名となり盛況のうちに終えることができました。今回は発表者4名のうち2名は発表デビューであり、私自身も含め、うまく発表できなかった反省点はありますが、全体的にはよかったのではないかなと思ってます(会場の皆さまはちょっと顔がかたくなってましたが・・・すみません)。
記念講演をして頂いた安蒜先生には、筑後川流域の遺跡群群について「房」構造というモデルを提案していただき、松本さんがコメントでその「房」構造のイメージを「ぶどう」に例えられたことがとても印象的でした。
九州旧石器文化研究会 第40回記念大会(熊本) 終了報告